税理士の経営・財産・相続トピックスVol.016「診療報酬改訂より消費税」
昨年2014年の今年の漢字は、「税」でした。
2010年から2013年にかけての今年の漢字は、
「暑」・「絆」・「金」・「輪」、と選ばれてきました。
なるほどと思うものもあれば、そうかなと思うものもあります。
2014年の漢字が「税」と聞いたときには正直驚きました。なにしろ「税」ですから。
2014年4月から消費税が5%から8%に引き上げられました。
3%から5%に引き上げられたのが1997年ですから実に17年ぶりの改正となります。
昨年は他にも様々な世相を現す出来事がありましたが、「税」が選ばれたということは、
それだけ世間にとって消費税は大きなインパクトがあったということです。
福祉医療機構が行ったアンケート調査では、診療報酬改訂より消費税増税の方が
医療経営に与える影響が大きいとの結果が出ております。
とりあえず10%への増税は2017年4月まで延期となりました。
消費税増税は国家財政においては必要不可欠かもしれません。
しかし、その使い方、活かし方には、大きな期待を国民が抱いていることを
「集める側」には理解と実績と成果で示して頂きたいものです。
今年の日本を代表する漢字は何になるでしょうか。
また、今年を代表する漢字を何にしたいのか。私も考えてみたいと思います。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
(2015年1月1日 税理士法人日本経営 代表社員税理士 丹羽修二)
本稿は一般的な内容を分かりやすく解説したものです。実際の税務・経営の判断は個別具体的に検討する必要がありますので、税理士など専門家にご相談の上ご判断ください。本稿をもとに意思決定され、直接又は間接に損害を蒙られたとしても、一切の責任は負いかねます。
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